ヴィニシウスの交代は早すぎたのか 64分の交代決断したチッチの采配が議論呼ぶ

クロアチア戦では途中でピッチを退いたヴィニシウス photo/Getty Images

チッチの決断は素早かった

優勝候補と目されていたブラジル代表がベスト8でクロアチア代表に敗れると誰が予想しただろうか。9日、ブラジルはFIFAワールドカップ・カタール大会準々決勝でクロアチアにPK戦の末敗れてしまった。

クロアチアはベスト16でもPK戦で日本を撃破しており、ブラジルまでもがクロアチアの術中にはまってしまったように見える。自慢の攻撃陣も封じられ、0-0の時間が続く展開にブラジル側は焦りを感じていたのだろう。

そんな中、スペイン『MARCA』が注目したのはブラジル代表監督チッチの采配だ。0-0の状況で迎えた64分、チッチはFWヴィニシウス・ジュニオールを下げてロドリゴ・ゴエスを投入している。
ヴィニシウスは左のワイドな位置から仕掛けられる危険なアタッカーで、この交代策が早すぎたのではないかと注目されているのだ。

90分で決め切ることを考えるなら、ヴィニシウスをもう少し引っ張っても良かったかもしれない。最終的にはPK戦でロドリゴが1番手を務めて失敗しており、それもあってチッチの交代策が議論の対象となっているようだ。

SNS上では「チッチは交代を間違えた。ヴィニシウスは前半ブラジルに最も貢献した選手だった」、「ヴィニシウスが攻撃でもっと多くの違いを生み出していたのは確か」、「いや、ヴィニは試合を通して何も出来ていなかった」など賛否両論さまざまだ。

すべては結果論だが、ヴィニシウスからロドリゴへのスイッチは正しい決断だったのか。負けたときは交代策が話題になるもので、中にはヴィニシウスの交代に疑問を感じた人もいるようだ。

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