どこまで評価を上げる? チェルシーが”5000万ポンド”で獲得を目指した元シティMF

サウサンプトンで評価を高めるロメオ・ラヴィア photo/Getty images

サウサンプトンで躍動中

マンチェスター・シティからサウサンプトンへ移籍したMFロメオ・ラヴィア。18歳の若手だが、すでにラルフ・ハーゼンヒュットルのもとで出場機会を得ており、開幕から5試合連続で先発している。

2-1と勝利したチェルシー戦ではこのラヴィアが素晴らしいゴールを決め、勝利を掴んだ。負傷交代となり次節のウルブズ戦で出番はなかったが、今季序盤戦のサプライズは間違いなくラヴィアだ。

移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏は移籍市場が閉まる最終日にチェルシーがラヴィア獲得に動いていたと伝えている。5000万ポンドでの獲得を提案したようだが、サウサンプトンはこれを拒否したとのこと。
サウサンプトンはこの夏、1200万ポンドの移籍金でシティからこのラヴィアを獲得している。もし売却となれば3800万ポンドの利益が出ていたことになる。素晴らしい選手というのは分かるが、プレミアでのまとまった出場機会を得たのはサウサンプトンが初であり、シティ時代はU-23としてプレミアリーグ2を主戦場にしている。

今後の活躍次第となるが冬にでもステップアップを成功させるかもしれない。実際にチェルシーは5000万ポンドを用意すると話しており、今回は断られたが、再度狙うことも考えられる。

前所属のシティはラヴィアの買い戻しオプションを持っており、行使することも考えられる。アンカーのポジションはロドリ、カルヴィン・フィリップスと2枚揃っているが、現在フィリップスは怪我で離脱しており、復帰時期は未定だ。

サウサンプトン移籍後、8月の1カ月間で一気に評価が上がったラヴィア。実際にボール奪取能力、推進力のあるドリブル、正確なパス、豊富な運動量と中盤に必要なスキルは高いレベルで備えており、サウサンプトンでのラヴィアは今季で見納めになりそうだ。

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