スタミナと守備力武器に右SBとして躍動 清水で主力となる東京五輪世代のMF

原の成長が楽しみだ photo/Getty Images

ボランチとサイドバックでプレイする

清水エスパルスで、大きな成長を続けているプレイヤーが原輝綺だ。右サイドバックとして主力となる男は、今後も清水を支える選手となっていくことだろう。

市立船橋高校から2017年にアルビレックス新潟へ加入した。ルーキーイヤーながらボランチに加え左右のサイドバックでも躍動し、18試合1ゴールを記録。1年目から大きな経験を得るものの、チームはJ2へと降格が決まった。翌年はJ2の舞台で主力となり、25試合に出場している。

2019年からはサガン鳥栖へ移籍し、サイドバックとして経験を積んでいく。2年間で40試合以上に出ると、昨季から加入した清水でもレギュラーを勝ち取った。今季はここまで7試合に出場しており、1アシストを記録している。

第7節の浦和レッズ戦でも右サイドで攻守に奔走した原。豊富な運動量と守備力で対峙した松尾佑介を完封する。決定機に絡ませない仕事を見せ、浦和の左サイドの攻撃を封じた。さらに相手が1人少なくなると積極的にオーバーラップを繰り返し、高精度のクロスを供給してチャンスへとつなげた。

攻守両面においてストロングポイントを発揮した浦和戦。ボランチ時代に培われたボール奪取能力とスタミナ、足元の技術はサイドバックとなった現在でも武器として輝きを見せている。東京オリンピックは怪我の影響によってメンバー外となってしまった原だが、2019年にはコパ・アメリカを戦う日本代表に招集されており、Jでの活躍次第では代表入りも期待できる逸材だ。

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