インテルで輝くはずだった“悪魔の左足” はどこへ コラロフに迫るタイムリミット

インテルで厳しい立場に置かれているコラロフ photo/Getty Images

今冬退団の可能性が浮上中

2020年夏の移籍市場で加入した際は左サイドの即戦力として迎え入れられた。すでにベテランの域には足を踏み入れていたものの、彼の持つ精度抜群の左足がインテルでも炸裂することに期待した人は少なくなかったことだろう。

しかし、あれから1年半の時間が経過しても、DFアレクサンダル・コラロフ(36)はネッラズーリで大きなインパクトを残すことができていない。

決してまったく出場機会がないというわけではないものの、インテルでの立場は相当に厳しくなっているコラロフ。加入後すぐに戦力となることが期待された昨季は公式戦11試合の出場にとどまり、今季もここまではたったの4試合にしか出場することができていない。1試合平均出場時間も11分と悲惨な状況で、現在の彼はインテルにおいてほぼ構想外になっていると言っていいだろう。
ローマ時代には、得意の左足から放たれる威力抜群のシュートや正確なクロスが高く評価されていたコラロフ。当時は彼が左足一本で何か大仕事をやってのけるたびに現地メディアが“悪魔の左足”と表現したものだが、今やそれもすっかり目にすることがなくなってしまった。

そんなコラロフに関して、インテルは今冬の放出を検討していると伊『Corriere dello Sport』が伝えている。同選手は昨年11月に36歳を迎えたこともあって、さすがにネッラズーリも彼の復活はもう見込めないと判断しているとのこと。加えて、コラロフ本人もコンディションの維持が年齢とともに難しくなっていると感じているようで、今季限りでの現役引退も視野に入れていると同メディアは伝えている。

加入時は即戦力として期待されたものの、インテルで居場所を失うコラロフ。はたして、ベテランDFは今後どのような選択をすることとなるのだろうか。タイムリミットは迫っている。

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