このままでは立場危ういチェルシーの有望株 試合ごとに気になる“プレイの粗さ”

チェルシーでのブレイクに期待がかかるハドソン・オドイだが、改善点は多い photo/Getty Images

アストン・ヴィラ戦では結果残したが……

はたして、チェルシーでブレイクの時を待つ若きアタッカーは今後周囲の期待に応える活躍を見せることができるのか。チラホラと結果は出し始めたが、物足りない部分は少なくない。

その若きアタッカーとは、ブルーズで今季18試合に出場しているFWカラム・ハドソン・オドイだ。かねてより下部組織出身の有望株として期待されていた男は、トーマス・トゥヘル監督の下でウイングバックなども経験しながら着実に出場機会を増やしている。プレミアリーグ第19節のアストン・ヴィラ戦ではチームが挙げた全3ゴールに絡んでおり、次第に結果も残すようになった。

しかし、ハドソン・オドイをまだ称賛することはできないだろう。アストン・ヴィラ戦ではゴールに絡んだシーンこそ効果的なプレイを見せたものの、その他の場面ではまだ多くの部分で粗が目立った同選手。結果だけを見れば活躍と言えるかもしれないが、プレイ一つひとつの精度を見てみれば、それは決して良いものではなかったと言っていい。
加えて、現地時間29日に行われた第20節のブライトン戦でも、ハドソン・オドイの粗さは目立つこととなっている。30分には精度を欠いたヒールパスでボールをロストし、56分には相手GKとほぼ1対1の局面を迎えながらも横パスを選択して絶好機をフイに。67分に途中交代となったが、そのパフォーマンスは非常に印象の悪いものだったと言わざるを得ない。

かねてより期待値が高かった選手だけに、出番を得ることができている間に一定の成長を見せたいハドソン・オドイ。今後の変化に期待したいが、はたして21歳FWはここからその評価を上昇させていくことができるのか。逆襲劇開始のときを多くのファンが待っている。

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