武器のドリブルは中央でこそ輝く? ブンデスでの活躍を日本代表にも還元できるか

日本代表でもブンデスでの輝きを期待 photo/Getty Images

日本代表ではサイド起用が続くも

昨季は2部のハノーファーで活躍し、今シーズンはウニオン・ベルリンへ個人昇格を果たした原口元気。ドイツで輝きを放っている彼だが、日本代表ではその活躍を見せることができてない。現在の彼を日本代表で最大限に活かす方法は、どうすれば良いのだろうか。

原口は浦和レッズから2014-15シーズンにドイツに渡り、活躍を続けている。日本やドイツでも彼のドリブルは大きな武器となっており、輝きを放っている。その原口は、現在のウニオン・ベルリンで[3-1-4-2]のインサイドハーフで出場。ドリブルはもちろんのこと中盤から効果的なパスを供給し、ドイツで向上した守備面でもチームに大きな影響を与えている。

またJリーグ時代の終盤も浦和レッズで[3-2-4-1]のシャドーを経験した。デビュー当時はサイドからカットインでゴールを量産するイメージが強かった原口が、中盤から積極的に仕掛けることで守備を翻弄。パサーである柏木陽介とのコンビはリーグ随一だった。

そんな中で[4-2-3-1]や[4-1-2-3]を起用する日本代表では、主にサイドやウイングを担当。ドリブルが武器であるのは間違いないが、彼のさらなる良さを引き出すためにはインサイドハーフでの起用が効果的ではないだろうか。特にオーストラリア戦で採用したシステムであれば、中盤にも下りることができる原口がボールを持つことでさらに攻撃のリズムを作ることができるだろう。

旗手怜央や三笘薫も招集され、新たな顔ぶれが増えた日本代表。攻撃でどのような進化を見せられるのか期待だ。

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