リーグトップのシュート数“125本”も12得点 5戦無敗も気になるリヴァプールの決定力

さらなる上積みに期待だ photo/Getty Images

3試合で3ゴールを記録

プレミアリーグで5試合を終了したリヴァプールは、4勝1分と無敗をキープしている。そんな中で注目されているのが攻撃陣についてだ。

今季はフィルジル・ファン・ダイクがCBに復帰したことで守備が安定。それによってFW陣も前線から積極的にプレッシングをかけられており、そこから多くのチャンスを作っている。

また5試合のうち開幕戦のノリッジとリーズ・ユナイテッド、クリスタル・パレスの3試合で3ゴールを挙げており、5試合で12得点を記録。プレミアリーグを制した一昨年のような攻撃力が戻ってきている。

そこであえて懸念材料に挙げたい点が、決定力についてだ。今季は毎試合20本近くシュートを放っており、プレミアの5試合でリヴァプールが打ったシュートの総数はなんと「125本」を記録している。

また決定率は現在リーグトップの得点数を誇るマンチェスター・ユナイテッドが、シュート数79本で13得点で16.5%を記録しているのに対し、リヴァプールは9.6%と決して良い数字とは言えず。1試合25本を打っている中で12得点というのは少し寂しいような気もする。

今季唯一勝利を逃したチェルシー戦では、10人の相手を崩し切れずドローに終わる。昨季も決定機を外し続けて勝利を逃した試合が散見されており、強豪との対戦となれば決定機をそこまで多くは作れないため、得点への効率性も求められるだろう。また試合数が増える今後は疲労の蓄積もある。

リーグ最多のシュート数を打ち、相手をねじ伏せているリヴァプール。決定力には不安を残すが、強豪相手にも攻め続けて勝てるほどの力を持っているのか。今後の彼らにも注目したい。

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