プレミア史上最高の”イタリア人指揮官”? アンチェロッティ、マンチーニをも上回る名将コンテの勝率

チェルシーを率いるコンテ photo/Getty Images

伊メディアは最も優れていると称賛

近年のプレミアリーグではイタリア人指揮官が成功を収めてきた。誰も予想しなかったレスター・シティの優勝を実現したクラウディオ・ラニエリもイタリア人指揮官だ。そんな中、伊『Calciomercato』はイタリア人指揮官の中でも現在チェルシーを指揮するアントニオ・コンテが最も優れているのではないかと主張している。同メディアが注目したのはリーグ戦での勝率だ。

昨季よりチェルシーで指揮を執るコンテは、ここまでプレミアリーグで60試合戦って44勝7分9敗の成績を残しており、勝率は73・33%だ。勝率だけで判断するのは難しいが、確かにこの数字はプレミアで指揮を執った他のイタリア人指揮官を上回っている。

コンテと同じくチェルシーでリーグ制覇、FA杯制覇など成功を収めたカルロ・アンチェロッティは76戦48勝13分15敗で勝率は63・16%、マンチェスター・シティを悲願のプレミア制覇に導いたロベルト・マンチーニは133戦82勝27分24敗で61・65%、チェルシー、レスターを指揮したラニエリは209戦104勝55分50敗で49・76%だ。
もちろんラニエリは試合数も多いうえに、中堅クラブのレスターを指揮しているため黒星も増えやすい。特にレスターでは優勝こそ達成したものの、翌シーズンには黒星が先行してシーズン途中で解任されている。勝率が伸びないのは仕方がないだろう。

ただし、コンテが非常に優れた指揮官なのは間違いない。アンチェロッティが指揮したチェルシーも驚くほど強かったが、コンテはそれをも上回る数字を残している。アンチェロッティはチェルシーを2シーズン指揮したが、今のコンテなら今季終了時点でもアンチェロッティの勝率を上回っているだろう。

コンテは今季終了後にチェルシーを離れる可能性もあると言われている。最も優れているイタリア人指揮官なのか断言するのは難しいが、最も安定感があった指揮官と言うことはできるはずだ。

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