ミランに生じる“負のスパイラル” ガットゥーゾ「言い訳するのは簡単だが……」

下位のヴェローナに敗れ、怒りをあらわにしたガットゥーゾ監督 photo/Getty Images

ピッチ外の問題がさらなる不協和音に?

ACミランは17日、セリエA第17節でヴェローナと敵地で対戦し、0−3でまさかの敗戦。降格圏内の19位に沈むチームを相手に、辛酸を嘗めさせられる結果となった。

試合後、伊『MEDIASET PREMIUM』や『Rai Sport』などのインタビューに応じたジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は「最初の25分間はうまくチャンスを作っていたと思う。だが、そこから先制点を奪われ、2点目を決められたことで崩壊してしまった。先制点を許すまでは、我々は良いサッカーをしていたんだけどね。このようなことはよく起こることだが、最初の困難の兆候で我々は道を見失ってしまった」と振り返っている。

さらに「無様な結果だ」と怒りをあらわにしつつ「ピッチ外の問題が影響を与えているというのは簡単だが、選手たちは給料をもらっている。そして、ロッカールームでは何の問題もない。素晴らしいプレイを披露するために努力しなければならないし、結果を残す準備をしなければならないんだ」とコメント。そして「我々はしっかりトレーニングをしなければならない。メンタル面も変える必要がある。冷静にトレーニングを行えていないのは事実だが、言い訳するのは簡単だ」などとも述べている。
ジャンルイジ・ドンナルンマの去就が取り沙汰されるなど、勝てないことで生まれるピッチ外の問題や報道もチーム内にさらなる不協和音を生じさせているのかもしれない。はたして、ガットゥーゾ監督は愛するミランを立て直し、この“負のスパイラル”から脱出させることができるのか。

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