リヴァプールが倒しているのは格下 闘将ロイ・キーン氏がチクリ「強豪と対戦すれば……」

スパルタク・モスクワを粉砕したリヴァプール photo/Getty Images

CLグループステージ突破で勘違いを起こすべきではないとの考え

フィリペ・コウチーニョのハットトリックに加え、モハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノらが大暴れしたリヴァプールは、6日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節のスパルタク・モスクワ戦で7-0の大勝を収めた。

この結果リヴァプールはグループ首位で決勝トーナメントに進むことになり、超攻撃的軍団がどこまで躍進できるのか楽しみにしているサッカーファンも多いはず。しかし英『Daily Mail』によると、かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレイしたロイ・キーン氏は今回の勝利から勘違いを起こすべきではないと釘を刺している。

今回はスパルタク・モスクワを大量得点で撃破したが、同氏は欧州の強豪相手にも同じようにいくはずはないと語り、決勝トーナメントでも同じように爽快感溢れる試合ができるわけではないと冷静な分析をしている。
「彼らは現在素晴らしいフォームを維持しており、アタッカー陣は楽しんでいる。しかし、リヴァプールはまだ大きなテストをしていない。彼らが倒しているのは格下と呼ばれるチームだ。彼らのサッカーは見ていて楽しいが、強豪チーム相手には時間もスペースも十分に得ることはできないだろう。これはシンプルなことだ。クオリティのある選手に今回のようにボールを持たせれば、彼らは相手を破壊するだろう。しかし欧州トップチームと対戦すれば時間もスペースも限られ、今回のようなチャンスは得られないだろう」

確かに今回リヴァプールはグループステージでスパルタク・モスクワ、セビージャ、マリボルと比較的楽な組み合わせとなり、決勝トーナメント進出を疑う者はそれほど多くなかったはず。不安定な守備を含め、真の強豪クラブと対戦すれば苦しい時間帯も増えてくるだろう。キーン氏の言葉通り、その時初めてリヴァプールの真の実力が試されることとなりそうだ。

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