バルサ、レアルの2強ではなくなった スペイン紙が恐れるマンC、PSGの成長

好調を維持するPSG photo/Getty Images

UCLの状況が変わる可能性も

近年のチャンピオンズリーグはバルセロナ、レアル・マドリードのスペイン2強を中心に回っており、両クラブがベスト4まで勝ち上がってくることは当たり前のようになっている。しかし、今季はこの2強の座を脅かすチームが出てきている。

スペイン『MARCA』が脅威に感じているのはマンチェスター・シティとパリ・サンジェルマンの2クラブだ。潤沢な資金を誇る両クラブは毎回の移籍市場で実力者を加え、確実にチームを強化してきた。マンCは指揮官に世界最高の1人と言われるジョゼップ・グアルディオラまで招聘し、欧州サッカー界の頂点に立つ準備は整いつつある。

何より危険なのは両チームの攻撃力で、PSGは国内リーグでここまで47得点、マンCは44得点を記録している。これは欧州五大リーグの中では1位と2位の数字であり、今やその破壊力はバルセロナとレアルを超えたと考えてもいいだろう。
まだ確信するには早すぎるが、同メディアはすでに両クラブが国内リーグを制することは決まったと考えているようで、仮に国内リーグの戦いで余裕が生まれれば後半戦はチャンピオンズリーグに専念する環境が整う。マンCは別としても、PSGは十分その状態になる可能性がある。

もっとも同メディアは国内リーグでリラックスしすぎてチャンピオンズリーグとの切り替えに苦戦するケースもあると主張しているが、いずれにしても今季のチャンピオンズリーグはバルセロナとレアルの2強状態ではなくなっている。マンC、PSGの2強と考えることすら可能かもしれない。

同メディアは3月まで両クラブが今のペースを維持すれば、本格的な脅威になると警戒しているが、今季は近年続いてきたチャンピオンズリーグの流れを大きく変化させるシーズンになる可能性を秘めている。

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