ヴィルツの代わりは愛弟子? レヴァークーゼンが“恩師”テン・ハーグの下で再タッグを模索

去就が不透明なアントニー Photo/Getty Images

復活なるか

マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表FWアントニーに対し、ブンデスリーガのバイエル・レヴァークーゼンが関心を示している。『Sky Sports Germany』のフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、レヴァークーゼンは今夏に向けた補強リストにアントニーを加えており、今後の動向を注視しているという。

現時点で正式なオファーや交渉は存在しないが、注目すべきはアントニーとレヴァークーゼン指揮官エリック・テン・ハーグの関係性だ。テン・ハーグはアントニーをアヤックスから引き抜き、2022年には8000万ポンド超の移籍金でユナイテッドに連れてきた“恩師”である。両者はアヤックスとユナイテッドの両クラブで共闘しており、テン・ハーグはかねてからアントニーの才能を高く評価してきた。

一方、ユナイテッドはルベン・アモリム監督の下でスカッドの刷新を進めており、PSR遵守の観点からも高額年俸選手の放出を進める構えだ。2シーズンにわたりプレミアリーグでインパクトを残せなかったアントニーはその筆頭候補であり、クラブは完全移籍での放出を望んでいるようだ。

また、アントニーの代理人がスペインに渡り、レアル・ベティスとの話し合いを行う予定とも報じられており、複数クラブが同選手の動向を追っている状況だという。

レヴァークーゼンはフロリアン・ヴィルツの今夏退団が取り沙汰されており、その後釜としてアントニーの動きをリストアップした形だ。CL出場も決まっており、テン・ハーグ体制での再タッグが現実となれば、アントニーにとってはキャリア再浮上の貴重なチャンスとなる。今後の動きに注目したい。

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