バイエルンDFキム・ミンジェの怪我は予想以上に深刻 クラブワールドカップ出場は困難に

バイエルンのキム・ミンジェ photo/Getty Images

続きを見る

復帰時期は不透明に

バイエルン・ミュンヘンの韓国代表DFキム・ミンジェは、昨年10月頃から左アキレス腱の痛みを抱えながら公式戦への強行出場を続けていた。伊藤洋輝やヨシプ・スタニシッチといったセンターバックでプレイできる選手達が相次いで怪我で離脱していたからだ。

しかし、シーズン終盤の4月になるとキムの肉体は限界を迎え、インテル・ミラノとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の2試合では失点に関与するなどパフォーマンスは明らかに低下していた。そのため、バイエルンは2シーズンぶりのブンデスリーガ優勝を決めた後はキムを起用せず、休養期間を与えてコンディションの回復に努めさせていた。

しかし、韓国メディア『Footballist』によれば、韓国に帰国したキムが同国内で医師の診察を受けたところ、左アキレス腱の炎症具合が予想以上に悪化していることが判明し、少なくとも6月15日まで休養すべきであると告げられたという。
キムは5月26日に発表された韓国代表のメンバーからも外れていたが、復帰までさらに時間を要するため、代表活動だけでなく当初バイエルンが目論んでいた今月開幕のFIFAクラブワールドカップ2025にキムを出場させることも難しくなった。

また、『Footballist』は、キムが左アキレス腱だけでなく右脚にもいくつかの問題を抱えていることが今回の診察で明らかになったとも伝えている。

キムの復帰時期が不透明になったことは、バイエルンの今年夏の移籍市場での動きにも影響を及ぼすかもしれない。同クラブは既にドイツ代表DFヨナタン・ターをレヴァークーゼンからのフリー移籍で獲得しているが、今後さらにディフェンダーの獲得に動く可能性もある。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.305 欧州クライマックス

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ