やはりメッシVSロナウド時代のクラシコが最高の盛り上がり? “21世紀史上最高”のクラシコはどのバトルか

ロナウドとメッシの意地がぶつかり合っていた当時のクラシコ photo/Getty Images

今のクラシコを超える熱狂があった

今でもクラシコは世界の注目を集める特別なカードで、今季はスペイン・スーパー杯決勝でも両者は顔を合わせている。

ただ、やはりレアル・マドリードにクリスティアーノ・ロナウド、バルセロナにリオネル・メッシがいた頃のクラシコの方が盛り上がりは大きかっただろう。

今回英『GIVE ME SPORT』は『21世紀のクラシコ・ベストゲームランキング』を作成しているが、そのほとんどがロナウドVSメッシのカードとなっている。
5位:レアル・マドリード 2-6 バルセロナ(2008-09)

まず5位は、ジョゼップ・グアルディオラ率いるバルセロナ黄金期を象徴するクラシコの1つだ。当時3冠を達成したバルセロナに隙はなく、レアルの本拠地ベルナベウでも圧倒的にボールを支配。63%のポゼッション率を維持しつつ、6ゴールでライバルを粉砕した。

4位:レアル・マドリード 0-4 バルセロナ(2015-16)

この時のバルセロナはメッシ、ルイス・スアレス、ネイマールのMSNトリオが爆発していた時期で、1シーズン前の2014-15シーズンには3冠を達成している。

2015-16シーズンのクラシコでも敵地ベルナベウでワンサイドゲームを実現していて、スアレスが2ゴール、ネイマールが1ゴール、アンドレス・イニエスタが1ゴールと圧巻のパフォーマンスだ。

3位:バルセロナ3-3 レアル・マドリード(2006-07)

この時はまだロナウドがレアルに加入していない時期で、主役は若き日のメッシだ。ロナウジーニョ、サミュエル・エトーと一緒に3トップを形成したメッシは、見事にハットトリックを達成。レアルもセルヒオ・ラモス、ルート・ファン・ニステルローイがゴールを決めるなど撃ち合いとなり、3-3のドローと見応えたっぷりなゲームとなった。

2位:バルセロナ 3-2 レアル・マドリード(2011-12)

21世紀のクラシコを語るうえで、グアルディオラVSジョゼ・モウリーニョのバトルは外せない。両者のライバル関係は時間を重ねるごとにヒートアップし、2010年から2012年あたりはそのピークにあったとも言える。

2位に選ばれたこの対戦はスペイン・スーパー杯2ndレグのものだ。まず1stレグは2-2のドローで終えており、カンプ・ノウで迎えた2ndレグ。

9万人を超える観衆が詰めかけたこの一戦ではメッシが2ゴール、ロナウドとカリム・ベンゼマが1ゴールずつと役者が輝きを放ち、最終的にはバルセロナが3-2で勝利。試合の終盤には両チーム入り乱れての大乱闘となり、バルセロナはダビド・ビジャ、レアルはメスト・エジル、マルセロが退場している。この喧嘩のようなクラシコも当時ならではのものだ。

1位:レアル・マドリード2-3 バルセロナ(2016-17)

1位に選ばれたのは、メッシが90分にジョルディ・アルバのクロスから決勝ゴールを叩き込んだ一戦だ。このゲームは展開も面白く、85分にレアルがMFハメス・ロドリゲスのゴールで一時2-2と追いついた。

このままドロー決着かと思われたラストに魅せたのがメッシで、その美しい展開から同メディアは21世紀最高のクラシコに選出している。

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