12年レアルを支え続ける“万能DF”は33歳の今も大人気 ナチョならばビッグクラブで活躍できる

最終ラインの全ポジションをこなしてきたナチョ photo/Getty Images

レアルでは289試合もこなしてきた確かな実力

2011年にレアル・マドリードのトップチームでデビューを果たしてから約12年。主力の時間はほとんど無かったが、レアルで通算289試合こなしてきたDFナチョ・フェルナンデスはクラブに欠かせない存在だった。

ナチョは主にセンターバックをこなす選手だが、さすがにレアルではライバルが多い。2010年代はセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァラン、ペペの3枚がセンターバックの主軸で、現在はダビド・アラバ、アントニオ・リュディガー、エデル・ミリトンが主力だ。

今季もナチョはバックアッパーの位置付けとなっており、全コンペティション合わせても642分間しかプレイできていない。33歳を迎えているナチョとクラブとの契約は今季までで、今季でレアルを離れる可能性が浮上している。
だが、サイドバックもこなしてくれるユーティリティプレイヤーのナチョの評価は高い。スペイン『Fichajes』はバイエルン、ミラン、ユヴェントスがナチョに興味を示していると伝えており、ビッグクラブが欲しがるのも頷ける実力者だ。

レアルでも主力に怪我人が出た場合はハイレベルのパフォーマンスで穴を埋めてきたナチョ。その実力はレアルのサポーターが一番理解しているはずで、ナチョの退団説には複雑な思いがあるだろう。他クラブで主力としてプレイするナチョも見てみたいが、レアルに忠誠を尽くしてきた守備職人のキャリアはどう動くのか。

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