アーセナルは冬の移籍市場でどう動く? 英紙が予想する「最良の場合」と「最悪の場合」

ジョアン・フェリックスをアーセナルが獲得できれば大きな補強となる photo/Getty images

リーグ優勝に近づけるか

1月から開かれる冬の移籍市場は各クラブにとって重要なものになる。

プレミアリーグのアーセナルはリーグ前半戦を首位で終えた。この勢いを継続することができれば、リーグタイトル獲得の可能性は高い。そのためには補強が重要であり、チームのウィークポイントを補う獲得が必要となる。

英『football.london』では移籍市場でのアーセナルの動きを予想しており、「最良の場合」と「最悪の場合」の2パターンに分けて紹介している。
まず「最良の場合」はミハイロ・ムドリクとユーリ・ティーレマンスを完全移籍で向かい入れ、ジョアン・フェリックスとダニーロのローンで加えるというものだ。

アーセナルが補強すべき点はいくつかってそれが、サイドアタッカーとセンターフォワード、中盤の3つだ。「最良の場合」であればそれを全て補うことができている。フェリックスは負傷したガブリエウ・ジェズスの代役、ムドリクはサイドアタッカーの負担を減らすことができ、ティーレマンスとダニーロで中盤のクオリティを高める。

「最悪の場合」は上記の補強がどれも実ることなく、補強ゼロで後半戦を迎えることだ。補強なしは昨季の冬に続いてであり、ほぼ確実にどこかで失速することになる。

補強なしと考えられる要因は、獲得したい選手の移籍金の高さにある。とくにムドリクはシャフタール・ドネツクが高額な移籍金を要求しており、アーセナルはほぼ半額の4000万ポンドで交渉に臨むとされている。

「最良の場合」は少し出来過ぎているが、ジェズスの代役と中盤のクオリティアップはこの冬、必須の項目となる。ティーレマンスには2000万ポンドのオファーを用意しているといった具体的な報道も出ており、中盤は問題ないか。ただジェズスの代役は候補が定まっておらず、フェリックスをローンで加えることができれば大きいがどうなるのか。

シーズン後半戦に向けて補強を行いたいアーセナル。しかしジェズスの直前での負傷など問題は山積みであり、今後の動きに注目したい。

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