“ロナウド×ペップ”が実現していた可能性? 「加入直前だった」とポルトガル代表FWが当時を振り返る

クリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・シティに移籍していればその後の展開も変わっていただろう photo/Getty images

シティは問題なくストライカーを扱える

今でこそアーリング・ハーランドとフリアン・アルバレスがスカッドにおり、ストライカーの人選には困っていないマンチェスター・シティだが、昨季はそうではなかった。

すでにセルヒオ・アグエロはクラブを去っており、ストライカーはガブリエウ・ジェズスだけ。しかしジョゼップ・グアルディオラ監督はジェズスをサイドで起用しており、純粋な9番としては見ていなかった。

そんなシティは昨季の夏の移籍市場でストライカーを探しており、そのメインターゲットはトッテナムのハリー・ケインだった。EURO2020終了後からシティがケインの獲得に動いているといった報道が増え、一時は合意報道もあった。しかし結局のところシティがスパーズの会長であるダニエル・レヴィの首を縦に振らせることはできず、断念した。
その後ペップのバイエルン・ミュンヘン時代の教え子であるロベルト・レヴァンドフスキが候補に挙がったが、話題となったのはクリスティアーノ・ロナウドの獲得報道だ。当時ユヴェントスにいたロナウドにシティが興味を示したというものだ。

英『BBC』では当時の状況についてロナウドは、「加入直前だった」と話している。しかしその後ロナウドはアレックス・ファーガソンと会っており、そこで「君がシティに行くのは不可能だ」と言われ、シティ行きが消滅したという。シティとユナイテッドはライバルクラブであり、ユナイテッドの大物監督だった人物にそれを言われてしまえば仕方ない。

現実とはならなかったが、ファーガソンが移籍に介入していなければロナウドのシティ移籍はあったのだろうか。シティは現在ハーランドを最前線に置いており、ストライカーを生かしたサッカーに移行している。問題なく進んでおり、ハーランドはすでに18ゴール挙げている。ロナウドはハーランドのように若くなく、トップレベルでの週2試合のゲームは体力的に厳しいが、ペップがロナウドをどのように起用したのかは興味深い。

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