2試合連続PKストップでチームを救ったGKカルバハル 最下位に沈む琉球を支える正守護神

琉球を支えるカルバハル(写真は2020年) photo/Getty Images

ここ5試合で1敗の琉球

J2で最下位に沈むFC琉球だが、5試合で2勝2分1敗と勝ち越しており着実に勝点を拾っている。そんなクラブで大きな貢献度を誇っている男が、GKダニー・カルバハルだ。

琉球は第30節のヴァンフォーレ甲府戦では5失点で大敗を喫した。迎えた翌節のV・ファーレン長崎戦では前半から2点のリードを許す厳しい展開に。それでも人見拓哉の2得点とサダム・スレイのゴールで逆転して後半アディショナルタイムに突入。90+6分で長崎にPKを与えてしまうものの、植中朝日のシュートをセーブして絶体絶命のピンチをしのぎ、勝利をもぎ取る。

続く第32節のモンテディオ山形戦では2度のリードを追いつかれ、後半アディショナルタイムに入る。すると再び90+6分に山形へPKを与えてしまう。終了間際に逆転する絶好のチャンスを得た山形は、藤原悠汰がキッカーを務めるものの立ちふさがったのはカルバハルだった。ボールの方向に飛び、好セーブで得点を許さなかった。
2試合連続で土壇場のPKをストップしてチームに勝点をもたらしたカルバハル。次は無失点での勝利だろう。今季は序盤戦こそサブに甘んじていたが、スペイン人のナチョ・フェルナンデス監督就任から好調を維持。第29節のロアッソ熊本戦では上位相手にゴールを許さず2-0と勝利しており、次節の水戸ホーリーホック戦でも安定したパフォーマンスでの好守に期待だ。

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