4シーズンで61アシストを記録するレフティは過小評価されている? 鎌田と共に攻撃をけん引する“セルビアの槍”

ウイングバックながら10番を背負うフィリップ・コスティッチ photo/Getty images

ELではチームを優勝に導くことができるか

優勝候補の筆頭であるバルセロナを破り、ELでの4強入りを果たしたフランクフルト。日本代表の鎌田大地は1stレグ、2ndレグ共に先発しており、攻守に躍動。2ndレグではアシストも記録しており、バルセロナ崩しに大いに貢献している。

そんなフランクフルトで鎌田と共に大活躍となったのが、フィリップ・コスティッチである。母国セルビアのラドニチュキでキャリアをスタートさせ、2018年にフランクフルトにやってきたコスティッチ。加入初年度から大活躍であり、いきなり10アシストを記録すると、翌シーズンは11アシスト、翌々シーズンは14アシストとチャンスメイクでチームを助けている。

左サイドを主戦場とする選手でフランクフルトでは左のウイングバックを務めている。攻撃時は高精度のクロスと推進力のあるドリブルと縦に突き進む選手であり、その攻撃力は圧巻だ。キーパス75本、クロス数93本と圧倒的なスタッツを残し、攻撃をけん引している。守備面でも奮闘できるのがコスティッチの良さであり、フランクフルトの左サイドは彼がファーストチョイスである。

英『THE SPORTSMAN』では「フランクフルトのコスティッチはヨーロッパで最も過小評価されているスターの一人だ」とバルセロナ戦でのパフォーマンスを称賛している。確かにウイングバックでこれだけ攻撃力がありながら、守備でも走れる選手は少ない。特にアシスト数は素晴らしく、フランクフルト加入後は4シーズンで計61アシストを記録している。

それでも、フランクフルトがELのタイトルを獲得すればコスティッチの評価も上がることになるか。シャドーの鎌田とは非常に相性の良い選手であり、ラウンド4ウェストハム戦での活躍に期待だ(データは『SofaScore』より)。

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