7年で積み重ねた歴代11位の《113ゴール》 ユーヴェの10番・ディバラはレジェンドなのか

ユヴェントスでプレイを続けてきたディバラ photo/Getty Images

アップダウンのあるキャリアではあるが……

このままユヴェントスは10番を背負うFWパウロ・ディバラと別れるのか。契約延長交渉の行方が注目を集めていたが、ここまでは難航している。今夏にフリーでクラブを離れる可能性があり、2015年から始まったディバラとユヴェントスの関係は終わりを迎えるのかもしれない。

ディバラはユヴェントスでセリエA制覇5回、他にもコッパ・イタリア、イタリア・スーパー杯を複数回制覇してきたが、ユヴェントスでの7シーズンをどう評価すべきだろうか。

注目は得点数だ。2017-18シーズンにリーグ戦だけで22得点を挙げるなどゴールゲッターの側面も見せていたディバラは、ここまでユヴェントスで通算113のゴールを記録している。これはクラブ歴代11番目の数字であり、同時に現役選手の中では最多だ。
ユヴェントス歴代得点記録TOP25を見てみると、現役選手でランクインしているのはインテル・マイアミ所属FWゴンサロ・イグアインが22位(167戦66得点)、14位に現マンチェスター・ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド(134戦101得点)、そして283戦113得点の11位ディバラの3人のみ。

試合数こそ違うが、ディバラの得点数は13位ミシェル・プラティニ(223戦104得点)、フィリッポ・インザーギ(165戦89得点)、パヴェル・ネドヴェド(327戦65得点)といったレジェンドたちの数字も超えている。

ただ、ディバラの評価は少々伸び悩んだところもある。2018-19シーズンはリーグ戦5得点、昨季は4得点と、ややアップダウンの激しいユヴェントス生活なのだ。今季は8得点5アシストを記録しているが、この数字に満足すべきかどうかも意見は分かれる。2017-18シーズンに22得点奪っていたことを考えると、満足できない部分もある。

アルゼンチンでリオネル・メッシとも比較された男も28歳を迎え、これ以上伸びしろがあるかは分かりづらい。高額な給与を支払うくらいなら、ディバラと別れるのも1つの手なのかもしれない。

セリエA連覇に貢献してきたのは事実だが、果たしてクラブ歴代得点ランク11位のディバラはユヴェントスのレジェンドなのだろうか。

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