やはり最前線よりも中盤起用が輝きを増す? トップ下で躍動した浦和MF江坂任

トップ下で躍動した江坂 photo/Getty Images

ユンカーの得点をお膳立てした

浦和レッズはJ1第5節でジュビロ磐田と対戦。4ゴールを奪って4-1と勝利した。キャスパー・ユンカーのゴールをお膳立てしたのは、今季FW起用が続いた江坂任だ。彼の献身性はポジションが1つ下がったことで、さらに顕著になっている。

今試合はユンカーが初めて先発に名を連ねたことで、江坂はトップ下でのスタートとなる。序盤から攻守に運動量豊富にボールに絡んでいくと、実を結んだのは11分だった。江坂が前線からのプレッシングで高い位置でボールを奪う。すぐさまカウンターを仕掛けると、前にいたユンカーへとパスを送る。一度は防がれたが、こぼれ球をきっちりと決めたユンカーがチームの2点目を生み出した。

江坂の猛烈なプレッシングが追加点を呼び込んだシーンだが、カウンターにユンカーも絡みゴールまでつなげていった。最前線での起用が多い時には、どうしても孤立してしまいプレッシングでボールを奪ってもゴールで完結する状況には至らなかった。江坂の隣にフィニッシャーの相棒がいるだけで、彼の特長はさらに活きることだろう。

またトップ下での起用により中盤やサイドにも顔を出すなど、縦横無尽にボールを触った江坂。技術力が高い江坂がボールに絡むことで、ポゼッションの質も高まっていく。最前線でも輝きを放てるプレイヤーだが、やはりエースFWと組ませることで、さらなる良さが見られるのだ。

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