大枚はたいてケインを取るのか 中盤と並んで重要になるユナイテッドのストライカー補強

今夏も移籍で騒がしかったケインだが、それは来夏も同じかもしれない photo/Getty images

このままでは来季ロナウド一人になる

CL決勝トーナメントラウンド16ではアトレティコ・マドリードに敗れたマンチェスター・ユナイテッド。頼みのクリスティアーノ・ロナウドも不発に終わってしまい、今季もタイトルを獲得できない無冠が濃厚となっている。

そんなユナイテッドだが、明らかに足りないポジションがある。ストライカーだ。現状では前述したロナウドに加え、エディソン・カバーニがいるのだが、そのカバーニの稼働率は低く、契約は今季までとなっている。すでにスペイン方面が興味を示しているとの話もあり、来季彼を戦力として計算に入れることはできない。

ロナウドは37歳と大ベテランの年齢になっているが、今季はプレミアとCL合わせてすでに31試合に出場している。これはすごいことなのだが、年齢もあってか毎試合ベストなパフォーマンスとはいえない。

そこで英『Mirror』は来夏獲得可能なストライカーを7選手リストアップしている。最も噂に挙がっているのはハリー・ケインだ。次にアーリング・ハーランド、ロベルト・レヴァンドフスキが続く。他の4人はアレクサンデル・イサクや、ドミニク・カルバート・ルーウィン、ムサ・デンベレ、ジョナサン・デイビッドだ。

マンチェスター・シティ行きが濃厚なハーランドや、さらにストライカーの高齢化を促進させてしまうレヴァンドフスキ以外は可能性のある選択肢だ。ユナイテッドの新監督にマウリシオ・ポチェッティーノが就任すればケイン獲得を希望するとの話もある。約200億円以上の資金が必要となるが、ユナイテッドなら出すことが可能だろう。

次期監督次第だが、ロナウドのコンディション管理を考えれば怪我の少ない選手がいい。カルバート・ルーウィンは国内でも評価の高いストライカーだったが、今季はシーズンの半分以上を怪我で棒に振っている。

残り3人はそこまで差はないが、今季の成績でいえばデイビッドが13ゴールと一つ抜けている。アーセナルらがライバルとなるとされているが、22歳と若く、強烈なあのスピードは魅力だ。ジェイドン・サンチョやアンソニー・エランガといった既存戦力もスピードのある選手が多く、彼ら3人での高速カウンターが目に浮かぶ。

来夏中盤と並んで重要となるストライカーの補強。ロナウドが残留するかどうかも怪しいが、確実に一人は攻撃の柱となれる選手が欲しい。

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