井手口陽介の出番はまだ100分…… 前田、旗手より出遅れた“2度目”の海外挑戦はどうなる

今冬セルティックに移籍した井手口 photo/Getty Images

0-0でも交代カード1枚しか切らなかった指揮官の采配に疑問も

スコットランド・セルティックで移籍早々に結果を残したFW古橋亨梧、前田大然、MF旗手怜央の3人に対し、ガンバ大阪から2度目の海外挑戦としてセルティックに加わったMF井手口陽介は怪我もあって出遅れてしまった。

古橋、前田、旗手の3人がゴールという分かりやすい形で幸先良いスタートを切ったのに対し、井手口はまだセルティックでちょうど100分間しかプレイ出来ていない。指揮官アンジェ・ポステコグルーには早い段階で井手口をフィットさせてほしいところだが、プレイタイムは増えていくのか。

地元紙『Daily Record』も気にしているが、ポステコグルーはスコアレスドローに終わった2月27日のハイバーニアン戦で交代カードを1枚しか切らない采配を見せた。使ったのはMFトム・ロギッチに代えてMFマット・オライリーを投入した1枚のみで、井手口はベンチに座ったままだった。
井手口はアタッカーではないが、0-0の状況下ではゲームチェンジャーとなる選手が欲しい。同メディアはベンチに井手口、アンソニー・ラルストン、カラモコ・デンベレ、ジェイムズ・フォレストらリザーブ組の準備が整っていたにもかかわらず、出番を与えなかったポステコグルーの采配に疑問を投げかけている。いきなり先発出場は難しくとも、井手口としてはこうしたゲームで途中からでも出番が欲しい。

ここまで井手口が先発を任されたのは、1月に行われた国内カップ4回戦のアロア・アスレティック戦のみ。リーグ戦は2試合連続ベンチとなっており、怪我も含めてあまり良いスタートとは言えない。

日本のサッカーファンはセルティックで再び評価を高め、日本代表メンバーに入ってくる井手口を待っていることだろう。まだ今年のワールドカップ・カタール大会まで時間は残されているが、早い段階でアピールできるのか。どこかで流れを変える特別なパフォーマンスが求められる。

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