「恋人がドイツまで来てくれた」のも要因に? 周囲のサポートにも支えられ好調を維持する日本人MF

シュツットガルトで活躍する伊藤 photo/Getty Images

マインツ戦で初得点の伊藤

今夏に大きなブレイクを果たした伊藤洋輝。彼のポテンシャルを最大限に引き出したのは、どういった点だったのだろうか。

今季ジュビロ磐田から移籍した伊藤は、加入当初から高いパフォーマンスを評価されていた。本来であればBチームからスタートするはずだった同選手だが、開幕からトップチームのメンバーに入り続け、現在はトップの中でも存在感を増し続けている。

初の欧州挑戦の中で、未到の地であったドイツでの生活はサッカー以外でも難しいものがあったはずだ。それでもチームがサポートし寄り添うことで、彼のポテンシャルを最大限に発揮させたのだろう。
プレイ面についても指揮官のペレグリーノ・マタラッツォ監督に大きな信頼を寄せられている。第16節のバイエルン戦では、首位とのビッグマッチに本職ではない左WBで起用するなど、大胆な采配を見せる。結果的には0-5と完敗したものの、好機を作り出すなど伊藤は攻守で存在感を見せた。

公私共々ドイツでは順風満帆な生活を送っている伊藤。ドイツ紙『Kicker』のインタビューでも伊藤本人がコメントし、加入当初の私生活について「クラブからの様々なサポートを受けることができた」と話す。さらに「しばらくして恋人がドイツに来てくれたことも、とても嬉しかった」と話しており、クラブやすでに入籍を発表しているパートナーの存在が、ドイツへと挑戦を決めた伊藤を大きく支えた。

チーム内でもトップクラスのパフォーマンスを見せる伊藤。彼の技術や能力の高さを最大限に発揮できているのは、クラブやパートナーのサポートによるところも大きいのだろう。その結果、指揮官も伊藤を信頼し、トップチームでもより大きな存在感をもってチームに貢献しているのだ。

11月のブンデスリーガ月間最優秀新人賞にも選ばれ、第13節のマインツ戦では初得点もマーク。さらに波に乗る伊藤は今後もドイツ国内で進化し続ける。

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