将来はマンC守備陣の中心に? 武者修行先で結果を出す18歳のセンターバック

サンダーランドで躍動するカラム・ドイル photo/Getty Images

サンダーランドで躍動中

現時点において、イングランド・プレミアリーグでも屈指のセンターバック陣を擁しているマンチェスター・シティ。ルベン・ディアスを筆頭として、アイメリック・ラポルト、ジョン・ストーンズ、ネイサン・アケ……。数年前まで弱点と言われていたポジションだが、現在はかなり層が暑くなったと言っていいだろう。

しかし、そんな熾烈な定位置争いが繰り広げられるマンCのCB陣に、またも若き有能DFが殴り込みを抱えるのか。現時点では発展途上かもしれないが、そう遠くない時期の台頭に期待したいヤングCBがいる。

その選手とは、今季サンダーランドにレンタル移籍しているU-19イングランド代表DFカラム・ドイル(18)。昨季までマンCのU-23カテゴリでプレイしていた若きCBは、さらなるスキルアップを図るために今季リーグ1(英3部)のクラブへと武者修行に出た。すると、その豊かな才能は新天地ですぐに認められ、開幕からここまでの彼は早くも公式戦11試合に出場している。
そんなドイルの貢献度の高さはスタッツにも表れている。データサイト『SofaScore』によると、ここまで出場した11試合で、同選手は17回のインターセプト(チームトップ)や31回のクリア(チーム2位)を記録。攻撃面でのパフォーマンスも悪くなく、パス成功数(45本)やロングパス成功数(265本)でもチーム2位の数字を叩き出している。現在リーグ1で昇格圏内の2位をキープするサンダーランドにとって、ドイルがキープレイヤーとなっているのは間違いない。そのドイルの才能に関しては、チームメイトのDFベイリー・ライトも次のように語る。

「私は個人的に、カラムがいずれイングランド代表のキャプテンにもなれる逸材だと思っているよ。彼とプレイすると、常にそんなことを思ってしまう。本人にそれを言うことはないけれど、カラムはプレイも人間性も素晴らしいんだ。とても謙虚な男だね。クラブが獲得するまではあまりプレイを見たことがなかったんだけど、トレーニング初日で衝撃を受けた。おそらく、誰が想像していたよりも優れていたんじゃないかな。いずれはトップでも十分に活躍する選手になると思うよ」(英『Daily Mirror』より)

3部リーグとはいえ、レンタル移籍先で順調に結果を残しているドイル。マンCで活躍するためにはもう少し武者修行が必要かもしれないが、期待できる逸材なのは間違いないだろう。はたして、ドイルが数年後にシチズンズのトップチームで輝く日は来るのか。18歳DFのさらなる成長が楽しみだ。

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