右サイドからアーセナルを完全に破壊 計り知れない貢献度見せたチェルシーDF

攻守に渡って大きな貢献を見せたジェイムズ photo/Getty Images

攻守に渡って大きな貢献を見せた

先日行われたチェルシー対アーセナルのロンドン・ダービー。昨季はガナーズが欧州王者相手にシーズンダブルを達成しており、この試合はどうなるかと思われたが、内容で圧倒したチェルシーが2-0で勝ち点3を獲得した。

特に復帰戦となったロメル・ルカクのパフォーマンスには驚かされた。後方からの楔を簡単に収め、ポストプレイから攻撃を活性化させていた。それだけでも、十分に相手を苦しめていたが、更に攻撃に厚みを加えたのは右ウイングバックとして先発を果たしたDFリース・ジェイムズだ。

普段から攻撃的なポジションを取るジェイムズだが、この日はルカクの存在もあって右サイドから何度も好機を演出している。対峙するキーラン・ティアニーはルカクやメイソン・マウントの対応に追われサイドを空けてしまっており、ジェイムズが自由に攻め入れるスペースが出来ていた。1点目がまさにその形から生まれたスペースに飛び出しクロスを供給してアシストを記録している。2点目に関してもほぼ同じ形となっており、右サイドでボールを受けてシュートを放ちゴールネットを揺らしている。後半からはあまりそのパターンは見られなくなったが、本職である守備でも素晴らしい対人性能を披露しており、クリーンシートに貢献している。

英メディアでは元イングランド代表ダレン・ベント氏もプレミア最高だと絶賛していたが、確かにそのパフォーマンスを見れば納得だ。攻撃面ではアーセナル戦で2ゴールに絡む活躍を見せており、守備面での対人性能は言わずもがなだ。チームではセサル・アスピリクエタと共に右サイドでは鉄板のコンビとなっており、今季も重要な存在としてチームに貢献できるか期待が掛かる。

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