サウサンプトンが手にした新たな両翼 リヴラメント&プローコンビは要注目だ

高いパフォーマンスを披露しているリヴラメント photo/Getty Images

若く期待できる選手である

先日行われたプレミア第2節サウサンプトン対マンチェスター・ユナイテッドの一戦は1-1でのドローとなった。開幕戦ではエヴァートンに力の差を見せつけられた前者と、開幕で難敵リーズ相手に5得点での快勝を収めた後者。対照的な結果を経てこの試合に臨んだ2クラブだったが、意外にも拮抗した試合となった。

序盤から攻撃的に出るマンUに苦戦していたセインツだが、オウンゴールで先制すると、徐々に勢いを増し始める。後半には惜しくも失点を喫してしまったが、追加点を狙えるチャンスを何度も創出しており、最後まで分からない試合であった。

そんな白熱した試合だったが、要所で活躍していたのは右サイドバックのDFヴァレンティノ・リヴラメントだ。彼は昨季までチェルシーユースに在籍しており、今季からセインツに加わっている。

このポジションにはカイル・ウォーカー・ピータースがいるが、リヴラメントは開幕から2戦連続で先発を掴んでおり、早くもラルフ・ハーゼンヒュットル監督の信頼を得たか。

この試合では出足の早い守備や高い対人性能を披露しており、チームトップとなる6回のインターセプトを成功させ、右サイドを制圧している。守備だけでなく、ボールを持った際は失わず前進できる推進力のあるドリブルを持っており、セインツの一つの武器であった。また、サイドだけでなく、中央にポジションを移してパスを捌くなど、プレイの幅が広い。18歳とまだ若く今後に期待できる選手だ。

左サイドバックのロマン・プローもリヴラメントに劣らない活躍を見せた。彼も今季加入した選手だが、既に左サイドバックでは先発の座を掴んでおり、この試合でもピッチに立っている。左足からの高精度のキックを武器としており、ジェイムズ・ウォード・プラウズ以外で後方から正確なフィードを出せる選手の存在は大きい。終盤にはベンチに下がったが、攻守において大きな貢献を見せており、リヴラメント、プローの両サイドバックには今後注目しておいたほうが良さそうだ(データは『WhoScored.com』より)。

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