歯痒い結果が続いているスペイン代表FW 今季は我慢の年となる?

トーレスには可能性は感じられるが、まだまだ足りないか photo/Getty Images

アグエロに代わるストライカーになれるか

昨季終盤から今季にかけて重点的に試しているフェラン・トーレスの9番起用。開幕節のマンチェスター・シティ対トッテナムでも指揮官であるジョゼップ・グアルディオラがトーレスを中央で使っている。

結果は0-1での敗戦となり、トーレスのゴールも見られなかった。それでも、移籍市場でのトップターゲットであるハリー・ケインが来ない限り、今季はトーレスとガブリエウ・ジェズスの2名でストライカーのローテーションを回すことになるか。

ここ最近のトーレスの9番起用で結果が出ていないことからも不安の声が上がるが、スパーズ戦のパフォーマンスを見ればそれも仕方ないか。オフザボールの動きが右ウイング起用に比べて各段に向上しており、スパーズ戦でも最終ラインと駆け引きしていた。が、後方からパスは出てきておらず、前半に関してもほぼゲームから消えてしまっている。

また、この試合ではトーレスの出来よりも、他のポジションでのクオリティ不足が目立っていた。特に左サイドはラヒーム・スターリングとバンジャマン・メンディのコンビだったが、これといった打開策がなく、新加入のジャック・グリーリッシュ頼みだったことが苦しい。終盤にはケビン・デ・ブライネ、オレクサンドル・ジンチェンコが入ったことで、左サイドが活性化され、トーレスも何度かゴールに近づけていた。

本人の実力不足も否めず、また他ポジションの選手のクオリティ不足が絡み、少し評価の難しいトーレス。だがまだ21歳と若い。昨季のフィル・フォーデンのようにシーズン途中で覚醒し、チームを助けられるか。

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