バロンドール3位も2回あったのに “ガラスの天才”となってしまったPSGの王

怪我続いたネイマール photo/Getty Images

バロンドールに近いのはムバッペの方

21日に発表された2019年バロンドール候補者30名には、パリ・サンジェルマンからFWキリアン・ムバッペとDFマルキーニョスの2人が入っていた。そう、パリの王様であるネイマールは選外となったのだ。

ネイマールにとって2019年は苦しいものとなってしまった。昨季もチャンピオンズリーグでは結果を残せず、怪我が相次いで今夏のコパ・アメリカ2019は欠場。パフォーマンスとは関係ないが、今夏にはパリ退団を求めたことからサポーターの反感を買った。ネイマールの2019年は明らかにネガティヴな話題の方が多い。

そして最後にバロンドール候補漏れだ。米『ESPN』もネイマールが選外となったことに触れているが、ネイマールは2015年と2017年にバロンドール3位に入った経験を持っている。いずれもリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ3位となっており、いつの日かネイマールはバロンドールに届くと言われてきた。そんなブラジルのスーパースターが選外となるのは寂しいものがある。
一方でチームメイトながらライバルでもあるムバッペは昨季のリーグ・アン得点王にも輝き、順調にステップアップしている。パリでもネイマール以上と言える存在感を放っており、バロンドールに近いのはムバッペの方だろう。

ネイマールは怪我が続いていることから「ガラスの天才」と見られるようになってきており、ひとまず2020年は怪我なくフルシーズン戦うことを目標としたい。2019年は後退の1年になったと言っていいはずだが、2020年はムバッペに負けない輝きを放つことができるだろうか。

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