ブンデスのサポーターはプレミアと熱さが違う! ドルトムントCEO「イングランドはサポーターというよりお客」

熱すぎるドルトムントのサポーター photo/Getty Images

ドルトムントの雰囲気はプレミアになく

その他の欧州リーグでは月曜日に試合が開催されることも珍しくないが、ブンデスリーガではサポーターが不満を訴えている。

ブンデスリーガは今季いくつかの試合を月曜開催にしているのだが、2月19日に行われたフランクフルトとライプツィヒの一戦ではサポーターが大量のテニスボールを投げ込んで前半と後半のスタートを遅らせる事態が起きた。さらに翌週26日のドルトムント対アウグスブルクの一戦では、ドルトムントのサポーターが月曜開催への抗議として3万近い空席を作るボイコットが起きた。

この現象についてドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァッケCEOは、イングランドのプレミアリーグなどとはサポーターのタイプが異なるとの見解を示している。英『BBC』によると、同CEOはドイツではサポーターもクラブの一部と考えている人がほとんどで、イングランドは大半がただのお客さん気分だと語っている。
「イングランドのフットボールはクラブのサポーターというより、お客だ。我々ドルトムントには15万4000人ものファンクラブ会員がいる。彼らはみんなお客ではなく、クラブの一員でありたいと考えている。ここが大きな違いだ。これこそドイツのフットボールの特別なスピリットなんだ」

ドルトムントといえば常にスタジアムは黄色に埋め尽くされて満員となり、その雰囲気は異様とも言えるものがある。最近ではマンチェスター・ユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョが本拠地オールド・トラフォードが静かすぎると不満を漏らしていたが、ここにサポーターの温度差があるのかもしれない。

平日開催となればスタジアムまで足を運びにくい人も出てくるため、自分たちも戦っているとの強い思いを抱くブンデスリーガの各クラブのサポーターには受け入れられない案となっているようだ。

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