ロシアW杯に臨むアジア勢のキーワードは「献身性」 韓国メディアは走り負けないことを最低条件に挙げる

EAFF E-1チャンピオンシップで日本を撃破した韓国代表 photo/Getty Images

泥臭く強敵に喰らいつけるかがカギ

2018ロシアW杯に出場するサウジアラビア代表、イラン代表、韓国代表、オーストラリア代表、そして日本代表のアジア勢にとって共通のテーマとなるかもしれない。

韓国『スポーツソウル』は、韓国代表に必要な今年1年のキーワードとして「献身性」を挙げている。韓国といえばワールドカップの組み合わせ抽選会で日本と同じく最後まで名前が呼ばれず、最終的にグループFに入ることが決まった。グループFには前回王者ドイツ代表、プレーオフでイタリア代表を撃破したスウェーデン代表、試合巧者メキシコ代表と強敵が揃っている。日本もこのグループに入る可能性があっただけに、日本がグループHに入った際には韓国紙が抽選結果を羨むこともあった。

同メディアは韓国がグループで最弱のチームだと認めており、とにかく走ることをキーワードにしている。これは日本を含む他のアジア勢にとっても同じだろう。ポーランド代表、セネガル代表、コロンビア代表と同組のH組に入った日本は、グループFに比べれば希望の見える組かもしれない。しかし強敵揃いであることに変わりはなく、日本も走り負けないことが勝利の最低条件となるはずだ。
韓国はEAFF E-1チャンピオンシップで日本を4-1で撃破した時と同様、[4-4-2]のシステムをベースに戦っていく考えだ。韓国の戦い方は明確なものとなってきており、グループFでサプライズを起こす可能性も0ではない。どこまで強敵に走って喰らいつけるのか。この泥臭さがアジア共通のカギとなりそうだ。

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