ジョニー・エヴァンスが現役引退 ユナイテッド残留で新たな役職に就任

引退を決意したエヴァンス photo/Getty images

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未来の若手育成に尽力へ

37歳の元北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンスが現役を引退し、マンチェスター・ユナイテッドの「ローン&パスウェイ部門責任者」に就任した。クラブ公式サイトが6月30日に発表した。

エヴァンスは2006年にユナイテッドのアカデミーからトップチームへ昇格。ロイヤル・アントワープやサンダーランドへの武者修行を経て、ユナイテッドで活躍。2015年にウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン、2018年にレスター・シティへ移籍。2023年夏には8年ぶりにオールド・トラフォードへ復帰し、故障者対応のバックアップDFとしてチームに貢献していた。

ユナイテッドでの公式戦出場数は通算241試合。3度のプレミアリーグ制覇、1度のFAカップ、2度のリーグカップ、そして2008年にはUEFAチャンピオンズリーグ優勝も経験。センターバックながら8得点7アシストも記録しており、輝かしいキャリアを残した。
新たに就任した役職では、クラブの若手選手たちのレンタル移籍を統括し、選手個々の成長を最大限に引き出す仕組み作りに携わる。フットボールディレクターのジェイソン・ウィルコックス氏やアカデミー部門の責任者とも密接に連携し、トップチームへの育成ルートをより確実なものとする狙いだ。

UEFA・Aライセンス取得を目前に控えるエヴァンスは「現役を誇りと感謝、そして次章への興奮と共に終えることを、正式にここに発表します」と声明でコメント。「20年間のプロキャリアを支えてくれた全ての監督、コーチ、スタッフ、そしてチームメイトに感謝します。何よりも、常に温かく応援してくれたファンの皆様に心からの感謝を捧げたい」と語った。

そして、これからの役割についても「自分自身も経験したローン移籍の重要性を知っているからこそ、これからは次世代の若手たちがトップチームで輝けるよう道を拓き、ユナイテッドにおける育成の伝統を引き継いでいきたい」と意欲を示している。

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