三笘よりも速い“34.16km/h”のスプリント ブライトンの中盤を駆ける19歳の逸材にヒットの予感

ブライトンでプレイするバレバ photo/Getty Images

セントラルMFの位置から見せる推進力は興味深い

今夏にモイセス・カイセド、アレクシス・マクアリスターと中盤の要2人を手放したブライトン。

その穴を埋めるピースの1人としてリールより獲得したのが19歳のMFカルロス・バレバだ。すでにリールの一員としてリーグ・アンの戦いを経験していたバレバだが、ブライトン指揮官ロベルト・デ・ゼルビは19歳のバレバを早い段階から中盤で起用してきた。

持ち味は高い身体能力だ。まだまだ粗削りなところはあるが、ボールを前へ運ぶ推進力は非常に興味深い。プレミアリーグの舞台で思い切ったプレイを披露しており、中盤でハードに戦える選手だ。
英『GIVE ME SPORT』は今季ここまで各クラブで最速のスプリントを記録した選手を取り上げているが、ブライトンではバレバが34.16km/hで最速と紹介されている。セントラルMFの選手でこれだけのスピードがあるのは魅力的だ。

「退団したカイセドらの代わりとして加入したカルロス・バレバにとって、ブライトンの中盤に足を踏み入れるのは決して簡単な仕事ではなかった。バレバの今季初先発はホームで行われた第8節のリヴァプール戦で、ここでバレバは多くの注目を集めた。彼はこの試合で存在感を示し、そのスピードでモハメド・サラーやルイス・ディアスらを相手に広範囲のエリアをカバーしてみせた。ブライトンの攻撃的サッカーでは、カイセドと同じように効果的かつ迅速にフィールドをカバーできる選手が重要となる」

バレバはその素質をを持つ選手との評価で、年齢的な伸び代を考えてもヒット補強となる可能性がある。まだデ・ゼルビのフットボールを完璧に理解するには少し時間が必要となるだろうが、ポテンシャルは確かだ。ブライトンの目利きはまた当たることになりそうだ。

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