インテル、“眠れるエース”の覚醒はいつになるのか 決定機逸で続く厳しい声

なかなか結果が残せないルカク photo/Getty Images

GKの前での精度があまりにも低い

インテルに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクは、やはりまだまだ本調子にはほど遠いのか。

現在29歳のルカクは、2020-21シーズンに24ゴール10アシストの活躍を見せ、セリエAのシーズンMVPに輝くとともに、インテルを11年ぶりの優勝へ導いた。そして、翌シーズンにチェルシーと5年契約を結んだが、3年ぶりのイングランドの地では思うような結果を残すことができず、今季はレンタル移籍でインテルへの復帰を果たした。

退団時に多少いざこざがあったかもしれないが、以前の大活躍もあり、インテルの王座奪還のためのピースとして、彼のパフォーマンスに期待したファンも少なくなかったかもしれない。しかし、前半戦で負傷に悩まされたこともあってか、一度落ちた調子はなかなか上がってこず、第27節終了時点で15試合に出場してわずか3ゴール。インテル復帰以降も苦しい状況が続いているのだ。
ただ、ルカクは先の代表ウィーク中に行われた試合で、2戦4ゴールを記録。ついに“眠れるエース”が覚醒したか、復調のキッカケをつかんだかと思われた。しかし、代表ウィーク明けの今月1日に行われた第28節フィオレンティーナ戦では、この試合最大の決定機を外すなどノーゴールに終わる。チームもリーグ戦で3連敗を喫したこともあり、再び周囲から厳しい言葉を浴びることになった。

この試合のパフォーマンスに関して、伊『TUTTOmercatoWEB』は「代表チームで2戦4発の選手とは程遠い親戚のように見える。彼を待ち続けているファンにとっては、冗談のように思えるかもしれない」と、伊『SPORTMEDIASET』も「代表戦のあとで士気が高かったが、インテルではGKの前での精度があまりにも低い」と評価している。

インテル自体の調子も落ちており、5位につけるローマと勝ち点差がなく、来季のCL出場権の獲得が危うくなっている。“眠れるエース”が覚醒し、チームの窮地を救いたいところだが、はたして。

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