11月以降は姿を消しているマンUのFWサンチョ 復帰に期待もまだ時間がかかる見込み

戦力的な意味では早期の復帰が望まれる photo/Getty Images

サンチョの姿はまだベンチにもない

11月以降はメンバー入りすら果たすことができていないマンチェスター・ユナイテッドのFWジェイドン・サンチョ。エリック・テン・ハーグ監督は彼の復帰を待ち望んでいるが、無理に焦らせるつもりはないようだ。
 
テン・ハーグ監督が就任した今季は序盤こそ好パフォーマンスを見せていたものの、徐々に存在感が薄れていったサンチョ。彼の出場した試合は昨年10月下旬に行われたチェルシー戦が最後となっており、ワールドカップ開催期間中にはサンチョがオランダで個別にトレーニングに励んでいることが報じられた。当時、テン・ハーグ監督は彼がチームトレーニングに参加できる状態ではないことを明らかにしている。
 
英『Daily Mail』によれば、サンチョはすでにイギリスに戻っているようで、クラブのトレーニング施設で個人プログラムに取り組んでいるという。テン・ハーグ監督は再度サンチョの状態について言及しており、まだ時間がかかることを示唆している。
 
「まだいくつかのハードルはあるが、彼は良い方向に向かっていると思う。彼がチーム練習に復帰した瞬間、私は本当に嬉しく思うだろう。それが次のステップだ」
 
「フィジカルはメンタルと結びついている。彼は今フィジカルの面で良い進歩を遂げているから、それが彼の助けになるだろう。彼が早く復帰できることを願っているが、それがいつになるかはわからない」
 
「できるだけ早く戻ってきてほしいと思っている。私にできることがあればなんだってするつもりだ。でも無理に進めることができないプロセスもある。これもその一つだ」
 
「だから辛抱強く待つ必要がある。でも前線で起用できる選手が少ないから根気強く待っていられるわけではない。ジェイドンはチームに貢献できる選手の一人だし、彼が調子を取り戻せば、我々は新たなオプションを手に入れたことになる」
 
サンチョの不在期間にはFWアレハンドロ・ガルナチョという18歳の新星が台頭してきたものの、FWクリスティアーノ・ロナウドが退団したことでマンUの前線の選手層は薄くなっている。1月の移籍市場で補強に動く可能性もあるが、サンチョが復帰すればFWマーカス・ラッシュフォードをより最前線で起用しやすくなる。そして何よりも、元気にプレイするサンチョの姿を早く見たいところだ。

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