クロアチアでもプレイした元日本代表が現役を引退 鹿島でJ1優勝も経験したDFがスパイクを脱ぐ

横浜FCでもプレイした伊野波 photo/Getty Images

伊野波が現役を引退

さまざまなクラブを渡り歩き、今季は関東1部リーグの南葛SCでプレイしていた伊野波雅彦。19日に自身のTwitterにて現役を引退することを発表した。北京オリンピック世代のプレイヤーがまた一人、スパイクを脱ぐ決断に至った。

伊野波は2006年に阪南大学から2006年にFC東京へ加入した。開幕からスタメン出場するなど主力として活躍し、1年目からJ1リーグ戦28試合1ゴールを記録。翌年も20試合に出場するなど存在感を発揮すると、2008年には前年にJ1王者へと輝いた鹿島アントラーズへ移籍する。センターバックで定位置を確保すると、2008年、2009年とJ1優勝に貢献。チームの3連覇に欠かせない存在となった。

そして2010年には日本代表へ選出されると、翌年のアジアカップ準々決勝のカタール戦で決勝ゴール決めるなど、日本の優勝にも貢献している。同年夏にはクロアチアのハイドゥク・スプリトへ完全移籍し、欧州挑戦を果たす。クロアチアでは15試合1得点となったものの、給与未払いを理由に退団。ヴィッセル神戸やジュビロ磐田、横浜FCなどを経て今季から南葛SCへ加入した。
FIFAワールドカップ・カタール大会の決勝を現地で観戦したという伊野波。そこで「サポーターとして純粋に試合を楽しみ、世界屈指の選手の能力やチーム戦術に感嘆している自分」に気付いた。その時に「『あ、選手として引き際なんだ』と悟りました」と自身のTwitterにて明かしている。

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