「先発に値する選手であることを証明した」 初先発初アシスト記録の三笘薫を英紙は絶賛。BIG6チェルシー相手にもドリブルは有効

チェルシー戦に先発した三笘薫 photo/Getty images

ブライトンは4バックに変更しており三笘に追い風だ

プレミアリーグ第14節ブライトン対チェルシーの一戦が行われ、4-1とブライトンの快勝となった。負傷で戦列から離れていた三笘薫はこの試合で復帰となり、プレミア初先発に選ばれた。

その三笘がいきなりアシストを記録する。5分敵陣でルーズボールを回収すると、ドリブルでボックス内に侵入し近くにいたレアンドロ・トロサールにパスを出す。チェルシーのDF数人が三笘をマークしたことでトロサールがボックス内でフリーとなり、放たれたシュートはゴール右に吸い込まれる。これでブライトンが先制に成功し、三笘にアシストが付いた。

その後もブライトンが攻勢を仕掛け、前半だけで3-0とチェルシーを大きく引き離した。初先発となった三笘のパフォーマンスも悪くない。強みである攻撃面ではチェルシー相手にも通用しており、この日2つ目のアシストが生まれそうな場面もあった。前を向いた際の推進力は凄まじく、プレミアリーグのBIG6相でも簡単に三笘を止めることはできない。
「プレミアリーグで初の先発出場を果たした。スピード、プレス、トリックでチェルシーのバックラインを脅かし、先発に値する選手であることを証明した。試合が進むにつれて消えてしまったが、非常に素晴らしいパフォーマンスだった」

「スペースを有効に活用し、自らチャンスを作り出す場面も。ボールは彼の足元から離れない」

英『SussexLive』と英『90min』は三笘をこのように評価している。とくに英『90min』では評価が高く、採点ではゴールを決めたトロサールと同じ8点が与えられている。初先発、しかも相手がチェルシーであることを考えれば三笘の堂々としたパフォーマンスは称賛に値するものだ。

しかし気になる点もいくつかあった。その一つは味方との連携だ。パスミスからボールロストしてしまう勿体ないシーンが何度かあり、ここから先発数を増やして味方との考えを一致させたい。また守備強度も少し気になった。積極的にプレスを仕掛けており悪くはないが、他選手と比べると三笘が悪目立ちしてしまうことがあり、これからはプレミアの強度に慣れる必要がある。

三笘を起用するためなのかブライトンは従来の3バックではなく[4-2-3-1]の4バックで試合に臨んだ。攻守両面で機能しており、三笘もアシストで違いを見せた。次節は11月6日のウルブズ戦となっており、2試合連続での先発に期待だ。

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