“長谷部不在”で最下位に0-3と完敗 やはり38歳のリーダーが欠かせない「長谷部がいないと……」

フランクフルトを支える長谷部 photo/Getty Images

最下位相手に守備が崩壊

やっぱりフランクフルトには38歳のサムライ・長谷部誠が欠かせない。またフランクフルトはその結論に達しようとしている。

ここ1、2年は似たサイクルを繰り返しているところがあり、今季も開幕当初は長谷部抜きで戦うことの方が多かった。しかし徐々に出番が増え、それに合わせてチームも結果が出るようになった。シーズン半ばで長谷部効果を感じるいつものパターンだ。

そして迎えた8日のブンデスリーガ第9節・ボーフム戦。フランクフルトを指揮するオリバー・グラスナーは長谷部をスタメンから外して休養を与えたのだが、チームはまさかの0-3で完敗。エヴァン・ヌディカ、トゥタの若いセンターバックコンビで臨んだ一戦だったが、ヌディカのオウンゴールも出てしまうなど守備が崩壊した。
ボーフムは最下位に沈んでいるクラブで、これまで0勝だった。グラスナーとしてはローテーションのタイミングと考えたのだろうが、ボーフムに初勝利をプレゼントする結果となってしまった。MF鎌田大地もベンチスタートにしており、作戦はすべて裏目に出たことになる。

長谷部不在の大敗に独『Bild』も「長谷部がいないと引き締まらない。ヌディカとトゥタは最近長谷部と並んで落ち着いたプレイを見せていたが、この日はぐらついた」と指摘。完敗の理由として長谷部不在を挙げている。

今季長谷部がフル出場した試合は全部で4つあり、その結果は3勝1分1失点。国内リーグのシュツットガルト戦(3-1)、ウニオン・ベルリン戦(2-0)、チャンピオンズリーグのマルセイユ戦(1-0)、トッテナム戦(0-0)がそうで、文句のつけようがない結果だ。トッテナム戦でもハリー・ケインに自由を与えず、長谷部は無失点ゲームに大きく貢献している。

その4日後のゲームで0‐3と負けてしまうのだから、長谷部の影響力を感じずにはいられない。同メディアはセットプレイからの失点が目立つことから今夏にチームを離れたマルティン・ヒンテレッガーの影響もあると付け加えているが、この状況を立て直すには長谷部に頼るしかなさそうだ。

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