ベンゼマの代わりにゴールを決めることも可能 “全能者”フェデリコ・バルベルデの可能性

レアル・マドリードで躍動するフェデリコ・バルベルデ photo/Getty images

何でもこなしてしまう

昨季は出場した46試合で44ゴール15アシストと異次元の数字を残したカリム・ベンゼマ。レアル・マドリードのリーグ制覇、CL優勝をストライカーとして支えた選手であり、チームに欠かせない点取り屋である。

今季も6試合で4ゴール1アシストと好調を維持していたが、CLセルティック戦で負傷し、現在レアルはマジョルカ戦、ライプツィヒ戦で頼れるストライカーを欠きながらも4連勝を達成。さらには複数得点とエースの不在を感じさせないパフォーマンスを披露している。

その2試合でゴールを挙げているのがMFフェデリコ・バルベルデだ。中盤の選手だが、右ウイングとしても起用されるようになっており、直近のライプツィヒ戦ではヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴと3トップを組み、ゴールを決めて勝利に貢献している。
バルベルデは近年それほど得点に絡む選手ではなく昨季は46試合で1ゴール2アシストと計3得点に絡みシーズンを終えたが、今季はすでに8試合で3ゴール2アシストと昨季の数字を越えている。

出場した直近4試合では継続してゴールやアシストに絡んでおり、ベンゼマ不在のマジョルカ戦、ライプツィヒ戦ではボックス外からのミドルシュートを沈めた。どちらも逆足の左でゴールを奪っており、得点が奪える中盤として地位を確立している。

西『MARCA』は「サッカーで成功するために必要なものを全て持っている」とバルベルデを称賛している。24歳と若くこれからの選手だが、強く、賢く、早く、上手い、ゴールも奪える。しかもCLを制覇した経験もあり、逆に何が足りないのか分からないほどに完璧だ。リヴァプールは夏の移籍市場で1億ユーロを支払う用意があったようだが、レアルからすれば非売品であり、売る理由がない。

インサイドハーフで起用されれば中盤の強度を高め、ウイングであればゴールに関与することができるバルベルデ。レアルはこのウルグアイ代表MFをたったの500万ユーロで獲得しており、最大の掘り出し物になった。

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