左サイドを締めた途中投入の中山雄太 相手キーマンに仕事させず三笘のゴールも演出

無失点でオーストラリア戦を勝利した守備陣 photo/Getty Images

63分に長友に代わって途中出場

日本はFIFAワールドカップのアジア最終予選でオーストラリアと対戦し、2-0で勝利する。苦しい予選を勝ち抜き、見事7大会連続のW杯進出を決める。同試合で途中出場した中山雄太の守備は、日本に落ち着きを取り戻させた。

左サイドバックで長友佑都が先発出場した今試合だが、前半はオーストラリアのトップ下を務めていたアイディン・フルスティッチが日本の左サイドに流れて長友の裏のスペースを突いた。決定機を決められない日本は何度もカウンターを食らいピンチを招くことになる。

試合を落ち着かせたい日本は、63分に長友に代えて中山雄太を投入する。中山は左サイドバックに入ると持ち前のスピードと守備能力の高さを活かして左サイドに蓋をする。安定感を取り戻した日本は終盤に2ゴールを奪い、2-0で勝ち点3を勝ち取る。

オーストラリアは終盤からシステムを[4-4-2]に変更し、サイドに圧力をかけて攻勢に出ようとした。それでも中山が崩れずに最後まで耐え抜いたことで、日本に歓喜の瞬間が訪れたのだ。2点目のシーンでは中山が下がったことで、三笘にスペースが生まれてドリブルを開始した。今試合では縁の下の力持ちとして、攻守に中山が効いていた。

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