プレミア中堅クラブに来た“スター候補”たち 見逃せない新たな実力者

レヴァークーゼンで活躍してきたベイリー photo/Getty Images

今夏注目の新戦力

これがプレミアリーグ各クラブの資金力なのか。今夏もビッグクラブだけに限らず、中堅クラブも豪華な補強をいくつか実現している。

1.レオン・ベイリー(レヴァークーゼン→アストン・ヴィラ)



まず最初に注目したいのは、ブンデスリーガのレヴァークーゼンからやってきた快速FWベイリーだ。
昨季はブンデスリーガで9得点8アシストの成績を残しており、上位クラブへ向かうことも不可能ではなかったはず。そんな実力者を引き抜くことになり、今季のアストン・ヴィラは要注目だ。

MFジャック・グリーリッシュは失ったが、ベイリーに加えてノリッジ・シティから獲得したMFエミリアーノ・ブエンディアも興味深い実力者だ。この2人を引き抜いた動きは見事と言えよう。

2.ミロト・ラシカ&ジョシュ・サージェント(ブレーメン→ノリッジ・シティ)



そのブエンディアを失った昇格組のノリッジは、ブレーメンからラシカとサージェントをダブルで獲得。ラシカはスピード豊かなアタッカーで、サージェントはアメリカ期待の点取り屋だ。

昇格したノリッジをどこまで上位へ押し上げられるか、2人にかかる期待は大きい。どちらもブレーメンで大迫勇也とプレイしていたこともあり、知っている日本のサッカーファンも多いだろう。

両者ともノリッジでの成功からビッグクラブ移籍へ繋げる狙いがあるはずで、彼らの出世物語に注目が集まる。

ノルウェー期待のアイェル photo/Getty Images

中堅クラブから出世となるか

3.クリストフ・アイェル(セルティック→ブレントフォード)



セルティックからプレミアへやってきた大型センターバックといえば現リヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクが有名だが、そのファン・ダイクに続く存在と注目されてきたのがノルウェー代表の大型DFアイェルだ。

アイェルも欧州5大リーグのクラブを中心に人気のあるセンターバックだったが、こちらも昇格組のブレントフォードに加わることになった。

守備の時間が長くなるだろうが、高さはプレミアでも通用するはず。ノルウェー期待の星がどこまでトップレベルのアタッカーを抑え込めるのか楽しみだ。

4.パトソン・ダカ(ザルツブルク→レスター・シティ)



こちらは今夏のプレミアにおける目玉補強の1つと言ってもいいだろう。ザルツブルク産のタレントは何かと注目を集めてきたが、ダカはオーストリアの国内リーグで2019-20シーズンに24得点、昨季も27得点を決めてきたザンビアの怪物ストライカーだ。

ビッグクラブ行きも噂されていたダカをあっさり引き抜いてしまうところにレスターの上手さがあり、ジェイミー・バーディに続く大ブレイクFWとなるかもしれない。

レスターは昨季のリーグ・アン王者リールからMFブバカリ・スマレのことも獲得しており、ダカと合わせて即戦力だ。2人ともトップ4入りへのキーマンとなるだろう。


中堅クラブにも実力者が続々と入ってくるところにプレミアの面白さがあるわけだが、彼らはビッグクラブを脅かす存在となるか。1試合も見逃せないプレミアの新シーズンが始まった。

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