[日本代表]日本、小林のPK弾で先制も…… 韓国のパスワークに屈しE-1制覇ならず  

失点に直結するFKを与えた車屋(5番) photo/Getty Images

浮き足立った日本代表

16日にEAFF E-1サッカー選手権が行われ、日本代表が韓国代表と対戦した。

試合開始から両サイドを起点に攻め込んだ日本代表。1分に敵陣右サイドで細かくパスを繋ぐと、ペナルティエリア内に侵入した伊東がチャン・ヒョンスに倒され、PKを獲得。このPKを小林が確実に決め、先制点を挙げた。

その後、最終ラインを下げて韓国代表の出方を窺った日本代表だが、セカンドボールを拾えず、相手に押し込まれる時間が続く。すると13分にキム・ジンスのクロスに反応したキム・シヌクにヘディングシュートを放たれ、同点ゴールを奪われる。さらに23分には車屋が自陣ゴール前でファウルを犯して相手にフリーキックを与えると、チョン・ウヨンがゴール右上に強烈なシュートを突き刺し、韓国代表に逆転を許した。
何とか反撃に転じたい日本代表だが、韓国代表のコンパクトな布陣を前にパスを繋げない時間帯が続く。35分にはイ・ジェソンに自陣バイタルエリアをドリブルで攻略されると、同選手からのパスを受けたキム・シヌクにペナルティエリア内でシュートを放たれ、追加点を奪われた。日本代表が2点のリードを許し、前半を終える。

同大会制覇にむけ少なくとも2点が必要になった日本代表だが、後半開始以降もボールホルダーを追い越す動きや相手守備陣の隙間に入り込むランニングに乏しく、チャンスを作れない。膠着状態で迎えた70分にはヨム・ギフンが放ったフリーキックが自陣ゴール前に立っていた小林に当たり、ゴールイン。その後、日本代表のハリルホジッチ監督は川又や阿部を投入するが、相手に傾いた流れを引き寄せるには至らず。試合はこのまま終了。韓国代表のパスワークに浮き足立った日本代表が失点を重ね、同大会制覇を逃した。

[メンバー]
日本代表:中村 航輔、車屋 紳太郎、昌子 源、三浦 弦太、植田 直通、今野 泰幸、井手口 陽介(→三竿 健斗 66)、倉田 秋(→阿部 浩之 81)、土居 聖真、伊東 純也(→川又 堅碁 70)、小林 悠

韓国代表:チョ・ヒョヌ、キム・ジンス、ユン・ヨンソン、キム・ミヌ、コ・ヨハン、チャン・ヒョンス、イ・グノ(→ヨム・ギフン 67)、チュ・セジョン、チョン・ウヨン、イ・ジェソン(→チョン・スンヒョン 72)、キム・シヌク(→ジン・ソンウク 88)

[スコア]
日本代表 1-4 韓国代表

[得点者]
日本代表:小林 悠(3)

韓国代表:キム・シヌク(13)、(35)、チョン・ウヨン(23)、OG(70)

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