“2022年”のイタリア代表はどうなっている!? ブッフォン、デ・ロッシらのいない次世代の新チーム

W杯出場を逃したイタリア代表 photo/Getty Images

期待の若手も続々

2018ロシアワールドカップ欧州プレーオフでスウェーデン代表に敗れ、60年ぶりにワールドカップ出場権を逃したイタリア。この敗戦を機にジャンルイジ・ブッフォンら長年チームを支えてきた名手たちが代表引退を表明しており、4年後の2022年大会を新生イタリアとして目指すことになる。

そこで米『Bleacher Report』は4年後のイタリア代表のメンバーを予想している。少々気は早いが、4年後には何としてもイタリア代表の威厳を取り戻さなくてはならない。

まずGKはミランのジャンルイジ・ドンナルンマで間違いない。ブッフォンの後継者と言われており、4年後にはさらなる成長を遂げていることだろう。
サイドバックでは同じくミランの23歳アンドレア・コンティ、今回も代表に召集されていたローマのアレッサンドロ・フロレンツィも4年後はまだ30歳だ。左サイドではユヴェントスからアタランタにレンタル移籍しているレオナルド・スピナッツォーラ(24)、トリノのアンドレア・バレッカ(22)らが候補者としてリストアップされている。年齢的にも彼らは4年後に主力級に成長してほしいところだ。

アンドレア・バルザッリ、ジョルジョ・キエッリーニの2人が代表引退の考えを示しているセンターバックは世代交代が必須のポジションだ。しかしここには有望株も多く、ミランのアレッシオ・ロマニョーリ(22)、ユヴェントスのダニエレ・ルガーニ(23)、マッティア・カルダーラ(23)の3人は4年後の主力候補だ。さらに同メディアは4年後に35歳になっているレオナルド・ボヌッチも経験豊富なベテランの1人として代表に留まると予想している。

ダニエレ・デ・ロッシ、マルコ・パローロとベテランが目立った中盤も世代交代が必要だ。マルコ・ヴェッラッティ(25)を中心に、ナポリのジョルジーニョ(25)、インテルのロベルト・ガリアルディーニ(23)、ローマのロレンツォ・ペジェグリーニ(21)、カリアリのニコラ・バレッラ(20)、ミランのマヌエル・ロカテッリ(19)、ユヴェントスからクロトーネにレンタル移籍しているロランド・マンドラゴラ(20)らが有力候補だ。ここにも若い世代は育っている。

ウイングは今回のチームにも優秀なタレントが揃っていた。4年後もロレンツォ・インシーニェ(26)、フェデリコ・ベルナルデスキ(23)、ステファン・エル・シャーラウィ(25)らを軸に、フィオレンティーナのフェデリコ・キエーザ(20)、ユヴェントスからアタランタにレンタル移籍しているリカルド・オルソリーニ(20)も楽しみな逸材だ。

最前線は4年後もトリノのアンドレア・ベロッティ(23)が柱となるだろう。チーロ・インモビーレも4年後は31歳だが、同メディアはパフォーマンスレベルは落ちているかもしれないと予想。代わりにミランのパトリック・クトローネ(19)、アタランタのアンドレア・ペターニャ(22)、バロテッリ2世とまで言われるヴェローナのモイーズ・キーン(17)も興味深い存在に挙げている。さらにフィオレンティーナのシモーネ・ロ・ファソ(19)、ジェノアの天才ピエトロ・ペッレグリ(16)まで候補に挙がっている。

イタリアは今夏のU-20ワールドカップで3位に入り、U-21欧州選手権でもベスト4に入るなど若い世代は結果を出している。彼らにしっかりとチャンスを与えれば4年後に人材不足で困るということはないはずだ。2022年にはチームの顔ぶれも大きく変わっているだろうが、新イタリアを引っ張っているのはどの選手か。

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