「高井はおそらく皆がまだ知らない最高のCBかもしれない」トッテナム移籍合意報道が出た川崎DF高井 地元紙はパフォーマンスを高評価

トッテナムの移籍合意が報道されている高井 photo/Getty images

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移籍金は10億円と日本人史上最高額

川崎フロンターレDF高井幸大のトッテナム・ホットスパー移籍報道が話題となっている。

2022年4月にトップデビューを果たした高井。翌年2023シーズン以降は川崎の主力CBとして活躍しており、昨夏に行われたパリ五輪ではU-23日本代表の一員として3試合フル出場。以降はA代表にも選出されており、これまで通算4試合に出場。現在20歳ながら、今後の日本代表を担う選手として期待が集まる選手の1人だ。

先月行われたACLE(アジアチャンピオンズエリート)ではポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを相手に実力を発揮した高井。そんな国際経験もある同選手に、プレミアリーグの強豪トッテナム・ホットスパーからオファーがあり完全移籍による獲得で合意に至った模様。この移籍報道には『BBC』などのメディアも一斉に報じ、移籍金500万ポンド(約10億円)という日本人史上最高額の金額でクラブ間合意に達したと報じている。
急遽報じられた高井のトッテナム移籍報道だが、英メディア『TBR Football』は高井について「彼は既に日本代表に選出されているが、日本では20歳のDFが選出されることは前代未聞のことだ」と紹介。高井のプレイスタイルについて「タックルでは少し飛び込み過ぎてしまうところもあるが、ポジショニングは非常に良く、リーグ屈指のDFの選手の1人」と評価。「高井は右利きのCBであることから、トッテナムファンの中には、この日本代表選手がDFクリスティアン・ロメロの長期的な後継者として起用されるのではないかと既に考えている人もいるかもしれない」と移籍が噂されているアルゼンチン代表DFの後釜として挙げられているという。

また『Hotspur HQ』の記者、ジェームズ・コーマック氏は高井について、「私の結論は、高井はおそらく皆がまだ知らない最高のCBかもしれないということだ」と好評。「既に日本代表として4キャップを獲得している非常に魅力的な才能を持つ選手と契約することになる。右利きだが、左サイドでのプレーも得意としており、現状DFファン・デ・ヴェンの代役として成長するだろう」と指摘。「エレガントで落ち着きを持ってプレイしゲームを読み、自信を持って守備する。ボールポゼッション時に様々な位置から容易にプレイする様子も印象的だ」と語っていた。

今季はリーグ戦で17位に沈むもヨーロッパリーグで優勝したトッテナム。シーズン終了後にそれまで率いていたアンジェ・ポステコグルー監督が退任し、新たにトーマス・フランク監督を招へいした。プレミアの強豪、そして新監督のもとで、日本屈指の逸材はどんなキャリアを歩むのか注目が集まる。


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