UFCバンタム級王者ドバリシビリ オマリーとの再戦で圧巻の一本勝ち テイクダウンからの連打とチョークで最後は戦意喪失

力の差を見せつけたドバリシビリ photo/Getty Images

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2度目の防衛に成功

日本時間2025年6月8日に行われた「UFC 316」のメインイベントで朝倉海の練習パートナーを務めたメラブ・ドバリシビリがUFC世界バンタム級王座の防衛に成功した。

対戦相手は元同級世界王者ショーン・オマリー。9カ月前に対戦した際には、ドバリシビリが挑戦者として当時王者だったオマリーに判定勝ちし戴冠。その後、現王者は2025年1月にウマル・ヌルマドゴフ戦に勝利し初防衛を飾った。

今回の試合は、王者にとっては2度目の防衛戦。一方、オマリーは王座陥落以来の試合でリベンジマッチとなった。
試合はスタンドでの打撃を得意をするオマリーがジャブや蹴りで自分の得意の距離を作ろうとするのに対し、ドバリシビリは隙あればテイクダウンを狙い、突進しながら連打を仕掛けていく。

王者は距離を縮め何度かテイクダウンで相手を捕まえ、グラウンドの攻防で優位な展開を作る。すると3R、ドバリシビリが2度のテイクダウンを成功させ、無尽蔵のスタミナでトップからパウンドやヒジを見舞うと、次第にオマリーは勢いを失い、最後はチョークにタップした。

客席の最前列にはドナルド・トランプ大統領の姿があり、ドバリシビリは勝利後にゲージを乗り越えて真っ先に握手を求める一幕もあった。

試合後のインタビューで王者は、勝利の要因について自身の持ち味であるハードワークを挙げた。

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