今季悔しいシーズンとなった千葉の逸材は来季復活を期す 3列目から果敢にゴールを狙う攻撃的ボランチ

一昨季はキャリアハイを更新した髙橋 photo/Getty Images

今季はわずか2試合の先発出場にとどまる

ジェフユナイテッド千葉は13日、髙橋壱晟との来シーズンの契約を更新することを発表した。今季はケガの影響もあり、出場機会が減少した髙橋は来季に向けて復活を期す。

髙橋は青森山田高校で全国高校サッカー選手権大会に優勝し、2017年から千葉へ加入した。ルーキーイヤーながら開幕スタメンデビューを飾るなど、大きな期待を寄せられた髙橋は1年目からJ2で23試合2ゴールを記録。1年目から大きな経験を積んだ。

2年目にはレノファ山口FCへ期限付き移籍するものの、わずか10試合の出場にとどまる。翌年にもモンテディオ山形へと期限付き移籍したが、試合に絡むことができず。キャリア初の0試合となった。千葉へ戻った2020年からは再び主力に復帰。20年には21試合3ゴール、昨季はルーキーイヤーを超える34試合3得点とキャリアハイを更新し、チームでも高い存在感を発揮した。
そして迎えた今季は中盤の核として期待されていたが、試合に絡めない日々が続く。さらにJ2第16節のブラウブリッツ秋田戦で左鎖骨を骨折。全治2ヵ月とケガに悩まされるシーズンにもなった。最終的にはJ2で8試合1得点と悔しい1年に。来季は再び先発の座を奪うことが目標だろう。

高校時代から注目を集めた逸材は、中盤からアグレッシブなオーバーラップで攻撃に厚みを加える。千葉では試合に出場したシーズンでは毎年1ゴールは記録するなど、得点力も彼の持ち味の一つだ。小林慶行新監督の下でボランチのポジションを確保できるか。

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