14試合で0勝だったが…… ガラスの天才が怪我なく駆け抜けた充実の“762分間”

オーフスで奮闘したウィルシャー photo/Getty Images

イングランドを離れて重要な一歩

今年の2月、フリーの状態が続いていたガラスの天才がデンマークのオーフスGFと契約を結んだ。

意外な行き先として話題を集めたのは、元アーセナルMFジャック・ウィルシャーである。

昨夏にボーンマスを離れてからフリーの状態だったウィルシャーは今年2月にオーフスと契約し、今季後半戦をデンマーク1部リーグで過ごした。
結果は、14試合に出場して0得点1アシスト。チームの成績は0勝6分8敗と散々で、ウィルシャーはオーフスで1勝も経験することが出来なかった。

ただ、この14試合は怪我が続いていたウィルシャーにとって特別なものになったはずだ。何より14試合で計762分間ピッチに立ち、フル出場も2回あった。今季後半戦を怪我なく戦い抜けたのは大きい。

オーフスが強豪ではなかったこともあり、思うようにボールを保持できず苦労した部分もあるだろう。それでも、まずは怪我なくシーズンを戦えたことが最大の収穫だ。

クラブとの契約は今夏までとなっており、仏『Foot Mercato』は契約が延長される可能性は低いと見ている。しかしウィルシャーはまだ30歳であり、まだまだプレイを続けることは可能だ。

オーフスではリーダーシップの部分も評価されていたようで、来季はまた元気に躍動する天才・ウィルシャーの姿を見せてほしいところだ。

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