ウェストハム行きは評価上昇への近道? チェルシーで殻を破れぬDFの未来は

今夏の移籍に関する情報が錯綜しているズマ photo/Getty Images

本人にとっては悪くない話のはずだが……

現在所属しているチームにおける彼の立ち位置は控えのセンターバックとなっているものの、この26歳は新たに活躍の場を得ることで一気に殻を破ることができるか。チェルシーのDFクルト・ズマに移籍の可能性が浮上している。

ブルーズでは決して戦力になっていないとうわけではないものの、その一方では定位置を掴みきれない状況が続いているズマ。今季はリーグ戦開幕から2試合連続でベンチ入りを果たすも、いまだにプレミアでの出場はゼロ。もう26歳と若くはないだけに、評価上昇のためにもそろそろ何かアクションは起こしておきたいところだろう。そんなタイミングで、このCBにアプローチをかけてきたクラブがある。

そのクラブとは、デイビッド・モイーズ監督率いるウェストハムだ。同クラブは昨季のプレミアを6位でフィニッシュし、勢いそのまま2021-22シーズンもここまで開幕2連勝を記録している。勢いに乗っているクラブとあって、ここで活躍できれば選手としての株は間違いなく上がるはずだ。
加えて、現在のウェストハムはモイーズ流の肉弾戦を得意とするチームに仕上がっている。エアバトルに強みを持つズマの能力はそのなかで活きるはずで、うまくフィットすることができれば一気にブレイクする可能性はあるだろう。

現在は一部メディアによって交渉の破談も伝えられているが、その一方では英『The Guardian』が「チェルシーは新たなCBとしてジュール・クンデの獲得を望んでいる。ブルーズはそのための資金調達を希望しており、ウェストハムもこの交渉が完全に終わることを望んでいない。このことから、ズマの移籍が成立する可能性は残されている」とも報道している。情報は錯綜しているものの、ズマが再びそのキャリアに火をつけるためにも移籍という選択はアリのはずだが、その結末はいかに。

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