今季もUCLの優勝候補なのか
昨季チャンピオンズリーグのファイナルまで駒を進めたユヴェントスは、今季も優勝候補の一角に挙げられるべきチームだ。しかし、グループステージ初戦でバルセロナに0-3の完敗を喫したことで嫌な空気が漂っている。
このカードといえば昨季のベスト8でも実現しており、その際にはユヴェントスが1stレグで3-0と完勝。2ndレグも0-0で終え、ユヴェントスはMSN擁するバルセロナを180分間無得点に抑え込んだ。まさに今回と真逆の結果だ。これに伊『Calciomercato』は、ユヴェントスが弱くなっているのではないかと危機感を募らせている。
何より気になるのは最終ラインからレオナルド・ボヌッチ、ダニエウ・アウベスが抜けたことだ。ユヴェントスは彼らの代わりにシャルケからセンターバックのベネディクト・ヘヴェデス、ミランからサイドバックのマッティア・デ・シリオを獲得している。
しかし同メディアはデ・シリオがアウベスよりクオリティが上か?ヘヴェデスはボヌッチより優れているのかと疑問を投げかけている。デ・シリオもヘヴェデスも実力者ではあるものの、やはりアウベスとボヌッチより上と考えるのは難しい。
他にも中盤に30歳のブレーズ・マテュイディを選んだこと、ゴンサロ・イグアインのバックアッパーに実力者を獲得していないことなど、同メディアは今夏の補強策に疑問を抱いているようだ。もちろんジャンルイジ・ブッフォン、ジョルジョ・キエッリーニ、クラウディオ・マルキジオなど長くチームを支えてきたベテラン陣はさらに歳を重ねており、怪我を含め突然衰えがきてもおかしくない。これも同メディアが不安と感じているポイントだ。
果たしてユヴェントスは今でもチャンピオンズリーグの優勝候補に挙げられるべきクラブなのか。まだグループステージの初戦が終わっただけだが、何とも言えない暗いムードがあるのは事実だ。