ラニエリ、ナント新監督就任に横やりを入れた“W杯準優勝監督”を皮肉る

監督業への情熱は衰えず

監督業への情熱は衰えず

ナントの新監督に就任したラニエリ氏 photo/Getty Images

今季のリーグ・アンを7位で終えたナントは15日、2月までレスターを率いていたクラウディオ・ラニエリ氏を新監督に迎えたと発表した。

新監督就任にあたり、フランス・プロリーグ機構が定めていた年齢制限(65歳未満)が障壁となっていた同氏。フランス指導者協会の委員長を務めるレイモン・ドメネク氏(元フランス代表監督)が頑なにラニエリ氏の就任を認めなかったこともあり、就任決定までに時間を取られたものの、無事に特例が認められた。ラニエリ氏は自身の就任に難色を示したドメネク氏に対し、皮肉の言葉を口にしている。伊『Mediaset Premium』が伝えた。

「私は情熱、プロフェッショナリズム、集中力を持って仕事に取り組む人間だ。他人が私に対して何を言っているかなんて、いちいち気にしてはいられない。もし(監督に就任するのが)ドメネクならばどうなるか。彼はいつも奇妙な振る舞いを見せていたように思えるがね」

2006年に行われたドイツワールドカップでフランス代表を準優勝に導いたドメネク氏。しかし、在職中に占星術に従って選手選考を行っていることを公言したほか、2010年の南アフリカワールドカップの際には選手たちとの確執が表面化し、練習のボイコットを受けるなど、監督としての資質を疑問視される場面も少なくなかった。ラニエリ氏がどのような意図でドメネク氏に苦言を呈したのかは定かではないが、在職中に様々なスキャンダルを起こしたドメネク氏に自身の新たな仕事を阻まれ、我慢ならない部分があったのかもしれない。

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